透き通った蒼の腕


寝転んだ君の上に
絶望が注いでる
淡い淡い
透明な天使の翼
片羽根はどこへ、

猫みたいに丸まって
何を必死に守っているの
薄いカーテンの向こう
君の神様は
光の中へ散ったね
うまく飛ぶことができなくて
もいだのは誰、

君と君がいなくなった夢を見たよ
死んだように生きていても
息をして欲しい
緩く首を絞められて
苦しいだろうけど
神様と君は
ひとつの生き物になった
愛していた
愛されていた
偽りはないだろう
最大限の愛と
痛みを持って
叫ぶよ
君の耳に届くように

生きてください
どうか愛して
僕を
誰かを
蒼くて黒い
その瞳で


2008/02/03



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